
若波 純米大吟醸 山田錦
先ず目がいくのが、この新鮮なパッケージ。
流石嘉一朗くん。前職の経験がここで活きてきていますね。
末広がりの八角形。
そこに米・水・大川の風土そして蔵人たちの情熱を表す4色の線で水引いを。
かっこよすぎ。
口に含むと爽やかなラムネと甘いライムの様な雰囲気かな。
ここからが凄い。
サクッと切れ上がっていきます。
普段日本酒飲まない方にも是非飲んで頂きたいし、杯数をいける方も満足だと思います。
とってもメリハリのある味わい。いい酒です。
精米歩合は45%ですが、純米大吟醸と名乗って十二分な出来。
若波
若波酒造
福岡県大川市
押し寄せる波と引いていく波。
味わいもそうありたいと。
一級河川・筑後川の辺りに蔵を構える若波酒造さん。
姉の友香さん弟の嘉一朗さんと、杜氏の庄司さんの三人で醸しています。
蔵内の大改造(四季醸造用とかじゃないですよ)を行い、床に物を置かない、整理整頓が行き届いた清潔な蔵に生まれ変わっています。
またちょっとしたクリップ等が置かれる場所が決まっているだけではなく、向きまで一緒になって並べられている様子には、思わず笑みがこぼれます。
なぜかって? クリップがゾウさんとかキリンさんとかの動物ものだから!
味わいについての基本的な方向性は波と同じで、押してくる果実感と引いていくキレをどのように表現するか、を常に考えています。