
文佳人 liseur純米吟醸
50%という精米歩合以外は詳細不詳。
雑味の無い、上品な香り。
果実感と軽やかさのせめぎ合い。
文学を深く味わう読書人「リズール」になり、お酒の中に深く入り、何もかもを味わいっていただきたいです。
アリサワさんの軸となるお酒。
文佳人
アリサワ
高知県香美市
「搾りまでには手間をかけ
絞ってからは手を加えず」
出会いは平成23年。すでに蔵入りしている頃だったと記憶しています。
お酒が届いたのが3月10日。あの地震の前日でした。
綺麗な飲み口のお酒で、サブネームにある「liseur」とある通り、深く小説を読むように、時にはじっと、時にはワクワクしながら、そんな気持ちで飲めるお酒を醸しています。
特に素晴らしかったのがH.20B.Y.のリズール純吟。売り切れるまで、このお酒ばかりを売っていたような気がします。
基本的に文佳人は低めの原酒での蔵出しを心がけています。追い水という方法で期待する酒質に持っていく方法は難しいのですが、味わいが馴染みやすく、お酒が荒れません。
レクトゥールである自分には、表面上の造りや出来上がったお酒のことしかわかりませんが・・・。
また今では夏のお酒が、日本酒業界で話題になるほどの人気酒に。