
酔鯨 高育54号 純米吟醸 生
新しい酒米や酵母菌を生み出すことに積極的な高知県。
さすが坂本龍馬や岩崎弥太郎を生んだ土地。
今は吟の夢と命名された、このお米の試験醸造を担当したのが酔鯨さん。
開発当時のコードネーム「高育54号」を名乗れるのは酔鯨さんだけ。
軽く柑橘系の香りとともに、ピンと背筋の伸びたThis is SUIGEI なお酒です。
吟の夢50%精米。青いホエールテールが生の目印。
酔鯨
高知県長浜
酔鯨酒造
土佐酒の代表格と目される酔鯨。
初めてお邪魔したのは20年以上前。美丈夫さんのご紹介で。
ブランドイメージからは、大きく離れたとても小さな酒蔵で工夫に工夫を重ね、お酒を造っていました。さらに搾られて瓶詰めされたお酒達の貯蔵体制は素晴らしく、風防室的な冷蔵庫・5度ぐらいの冷蔵庫そしてマイナスで管理された冷蔵庫と、奥に進みに連れて寒くなっている作り。
その後の一石屋でのお酒の管理方法の参考にさせて頂きました。
その時から「移転したい」と当時の石元工場長たちの願いが叶い、平成30年から土佐市に新蔵を稼働させました。
吟醸造りに特化した、小仕込みと徹底した温度管理が可能な、小回りのきくコンパクトでかっちょいい蔵になっています。
酒質の面においても、既存のお酒についてはブラッシュアップを図り、また新たな基軸としての酔鯨ハイエンドコレクションなる垂涎のお酒達も登場。
一時の苦境を乗り越え、これから大変期待大の酔鯨です。